最初のフルマラソン
はじめてのフルマラソンは、能登和倉万葉の里マラソン2018。
東京マラソン、京都マラソンに外れた中でもうどれでもいいやと思って、ランネットの初心者にオススメの大会の中から選んだ大会だった。
とりあえず4時間前後でゴールできればいいや、と思って5分45秒くらいを目安にスタートする。
スタートから少し進むとすぐに坂道だ。案内のとおり坂が多いが、そのために坂のあるコースで練習してきたから、この辺は特に問題なし。
ハーフまでは予定通りに進んでいく。ペーサーの帽子が見えた。ペーサーさんが僕の前でゴールすればサブ4達成ですよ!と声をかけ励ましてくれる。
なんだサブで4なんて楽勝じゃんと思ったその数分後、橋を渡っていると強風が吹き、あられが降り始める。
当日の天気予報は、曇り時々晴れで雨の心配はないといっていたので、何にも準備ができていない。やばいと思ったその瞬間、両脚のふとももが痙攣し始める。ハムストリングが攣ることはあっても痙攣なんてしたことがなかった。走れない、寒くて震えが止まらないので、少しでも前に進むしかない。
救護所が見えた。もう駄目だと本当に思って、リタイアしますと宣言した。
そこからが地獄だった。ストーブはあるけど、身体が濡れているので全然温まらない。制限時間が7時間あるので、回収されるのもあと5時間ある。
ここで待ち続けるのは無理だった。
ボランティアのおばさんに歩いた方がはやいよと言われ決心した。
歩きます!
幸い雨が止んだので、走る、歩くの繰り返しで少しでも前に進んでいった。
やっとゴールに着いた時はすでに5時間30分くらいで涙がでそうだった。
ゴール後のイベント会場で食べた焼きガキは最高に美味しかった。
辛い思い出しかない大会だったが、自分の準備不足が原因だ。
絶対にリベンジしたいと思っている。
今回の反省
寒いところのレースはでない